司法試験短答式試験過去問題一問一答

利用規約プライバシーポリシーご意見・お問い合わせランダム一問一答

平成19年 民事系科目

第24問 (配点: 2)


Aは その所有する甲土地をBに売却する契約(以下「本契約」という。)を結び,BはAに手付を交付した。A又はBが手付により解除することができるかどうかに関する次の1から4までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものはどれか。

1. Aが解除する場合,Aが手付の倍額をBに提供しなくても,本契約を手付により解除する旨の通知がBに到達した時,解除の効果が発生する。

2. 甲土地は乙土地の一部であったが,Aが乙土地から甲土地を分筆する登記手続をしたときは,Bは,本契約を手付により解除することはできない。

3. Bが手付のほか内金をAに支払った後に,Bが本契約を手付により解除する場合,Bは,Aに対し内金の返還を請求することはできない。

4. Aが本契約を結んだ翌日,甲土地の売却代金を購入代金に充てる資金計画の下で,Cの所有する土地をCから購入する契約を結んだ場合,Bは,本契約を手付により解除することはできない。

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

平成19年 民事系科目 第24問 (配点: 2) | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
このエントリーをはてなブックマークに追加
26 / 87