司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第18問 (配点: 2)


次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 建物賃借人は,賃貸人に代位して,建物の不法占拠者に対し,直接自己に対してその明渡しをなすべきことを請求することができる。

イ. 抵当権者は,抵当不動産の所有者に対して有する抵当不動産を適切に維持又は保存するよう求める請求権を保全するためであっても,所有者の不法占拠者に対する妨害排除請求権を代位行使することはできない。

ウ. 債権者代位権は,保存行為に当たる場合を除き,債権者の債権が弁済期にないときは,訴訟を提起して行使しなければならない。

エ. 債権者代位権の行使は,債務者が自ら権利を行使しない場合に限り許されるから,債務者自らがその権利を行使するに当たり,不十分,不適当であっても,債権者が重ねて債権者代位権を行使することはできない。

オ. 建物賃借人は,その賃借権を保全するために,建物の賃貸人である借地権者が土地賃貸人に対して有する建物買取請求権を代位行使することができる。

1. ア イ
2. ア エ
3. イ ウ
4. ウ オ
5. エ オ

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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