担保物権の効力に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア. 民法上の留置権者は,物に関して生じた債権の全部が弁済されるまでは,その物を留置することができる。
イ. 雇用関係の先取特権は,定期に支払われる給料を担保するが,使用人が退職する際に支払われるべき退職金を担保しない。
ウ. 不動産質権は,担保する債権の元本のほか,利息その他の定期金のうち満期となった最後の2年分に限り,それらを担保する。
エ. 根抵当権でない抵当権は,担保する債権の元本のほか,利息その他の定期金のうち満期となった最後の2年分に限り,それらを担保する。
オ. 元本の確定した根抵当権は,確定した元本のほか,利息その他の定期金のうち満期となった最後の2年分について,極度額を限度として担保する。
1. ア イ
2. ア エ
3. イ ウ
4. ウ オ
5. エ オ
「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成