司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第10問 (配点: 2)


民法の規定にある「本権の訴え」の概念について,次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 一般先取特権は,物を占有する権利を含まない物権であるから,それに基づく本権の訴えとして返還請求権を行使することはできない。

イ. 留置権は,物を占有する権利を含む物権であるから,それに基づく本権の訴えとして返還請求権を行使することができる。

ウ. 「本権」とは物権であるから,本権の訴えとして賃借権に基づく返還請求権を行使することはできない。

エ. 地上権者は,本権の訴えとして地上権に基づく返還請求権を行使することができることが原則であるが,土地の所有者に対し返還請求権を行使することはできない。

オ. 土地を賃貸して賃借人に引き渡した所有者は,第三者が土地の占有を侵奪した場合において,占有の訴えにより土地の返還を請求することができるほか,本権の訴えとして所有権に基づいても返還を請求することができる。

1. ア イ
2. ア オ
3. イ エ
4. ウ エ
5. ウ オ

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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