司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成18年 民事系科目

第69問 (配点: 2)


Aは,Bに対して,貸金の返還を求める訴えを提起していたが,訴訟が第一審に係属している間に死亡した。Aの相続人は,同人の子であるC及びDの二人である。この事案に関する次の1から5までの記述のうち,正しいものはどれか。なお,1から4までの記述においては,Aは,訴訟代理人を選任していなかったものとする。

1. 裁判所がAの死亡の事実を知ったときは,裁判所は,職権で,訴訟手続を中断する旨の決定をしなければならない。

2. Cは,Aの死亡後,相続の放棄をすることができる間であっても,単独で訴訟手続を受け継ぐことができる。

3. C及びDが訴訟手続の適法な受継の申立てをしたときは,その申立てをした時に,Bとの関係でも,中断は解消する。

4. 上記3の申立てがあった場合,訴訟手続の中断中に裁判所がした訴訟行為について,中断解消後にC,D及びBが責問権を放棄したときは,その訴訟行為は有効となる。

5. Aが訴訟代理人を選任していたときは,裁判所が判決の言渡しをした時に訴訟手続が中断する。

「平成18年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006518.pdf)をもとに作成

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