司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成30年 憲法

第17問 (配点: 2)


司法審査が団体の内部事項に関する行為に及ぶかに関する次の学生アからエまでの各発言について,正しいものの組合せを,後記1から6までの中から選びなさい。

ア.「自律的な団体の内部紛争に対して司法審査が及ぶかという問題に関して,地方議会には,国会の両議院のような自律権はないものの,地方議会議員に対する懲罰としての除名処分は,内部規律の問題であるから,司法審査の対象とはならないとした判例があるよ。」

イ.「判例の考え方からすると,発声障害により自ら発声することができない地方議会議員が,第三者による代読等,自らの発声以外の方法による発言を希望したのに対し,これを認めないという地方議会の決定は,純然たる内部規律の問題であるから,司法審査の対象にはならないことになるね。」

ウ.「大学の単位認定行為は,特段の事情のない限り,純然たる大学内部の問題であって,大学の自主的な判断に委ねられるべきだから,司法審査の対象とならないとした判例もあったな。」

エ.「判例の考え方からすると,特定の授業科目の単位の取得が国家資格取得の前提要件とされている場合には,大学の単位認定行為が司法審査の対象になる可能性もあるね。」

1.ア イ
2.ア ウ
3.ア エ
4.イ ウ
5.イ エ
6.ウ エ

「平成30年 短答式試験 憲法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001258873.pdf)をもとに作成

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