司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成26年 刑事系科目

第21問 (配点: 3)


次の【事例】において,司法警察員が後記アからオまでの【捜査】を行った場合,あらかじめ令状の発付を受けていなければ適法と評価される余地のないものは幾つあるか。後記1から6までのうちから選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。

【事例】

司法警察員は,被害者Vの殺害死体が発見されたことから,その捜査を開始したところ,Vの預金が,同死体の発見された前日にVのキャッシュカードを用いて銀行の現金自動預払機から払い戻されていたことを把握し,同銀行に設置された防犯カメラを解析した。その結果,Vの預金を払い戻した人物の容貌がVの知人Aの容貌と類似していることが判明し,司法警察員は,Aを被疑者として次のアからオまでの【捜査】を実施した。

【捜査】

ア.Aに知られずに,公道上を歩行中のAの容貌を写真撮影した。

イ.Aに知られずに,Aの自宅から公道上のごみ集積所に排出されたごみ袋を持ち帰った。

ウ.Aに知られずに,Aと取引のある金融機関にAの負債内容の報告を求め,それを記録した書面の交付を受けた。

エ.Aの同意に基づいて採取した口腔内細胞を試料として,AのDNA型を検査した。

オ.Aに対し,Aの同意に基づいてポリグラフ検査を実施した。

1.0個
2.1個
3.2個
4.3個
5.4個
6.5個

「平成26年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000123126.pdf)をもとに作成

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