刑罰論に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。
1.応報刑論は,産業革命に伴う工業化・都市化によって累犯が増加したことを契機として,支持者が増えた。
2.応報刑論に対しては,重大な犯罪を犯した者であっても,再犯可能性がなければ刑罰を科すことができなくなるとの批判がある。
3.応報刑論に対しては,論者が前提としている人間の意思の自由が科学的に証明されていないとの批判がある。
4.応報刑論に対しては,犯罪を防止するために罪刑の均衡を失した重罰化を招くおそれがあるとの批判がある。
5.応報刑論に対しては,刑罰と保安処分の区別がなくなるとの批判がある。
「平成26年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000123126.pdf)をもとに作成