次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合,正しいものはどれか。
1.法人事業主は,その従業者が法人の業務に関して行った犯罪行為について,両罰規定が定められている場合には,選任監督上の過失がなくても刑事責任を負う。
2.法人事業主を両罰規定により処罰するためには,現実に犯罪行為を行った従業者も処罰されなければならない。
3.法人事業主が処罰される場合には,その代表者も処罰される。
4.刑法各則に規定された行為の主体には,法人は含まれない。
5.刑法各則に規定された行為の客体には,法人は含まれない。
「平成25年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111056.pdf)をもとに作成