司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成24年 刑事系科目

第21問 (配点: 3) 備考: 部分点なし


次のⅠ及びⅡの【見解】は,逮捕状が発付されている被疑事実についての緊急逮捕の可否に関するものである。次のアからオまでの【記述】のうち,Ⅰの見解について述べたものには1を,Ⅱの見解について述べたものには2を選びなさい。

【見解】

Ⅰ.緊急逮捕は許されない。
Ⅱ.緊急逮捕の要件さえ備わっていれば,緊急逮捕も許される。

【記述】

イ.逮捕後にできる限り速やかに逮捕状を示すことができないことが予想されれば,逮捕状の緊急執行は相当でないから,この見解によれば,手元に逮捕状を有しない司法警察員がいわゆる指名手配の対象となっている被疑者を発見したとしても,被疑者を直ちに逮捕できないこともあり得る。

「平成24年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000098334.pdf)をもとに作成

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