司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成24年 刑事系科目

第11問 (配点: 3) 備考: 4問正解で部分点2点


次の【事例】に引き続く事情に関する後記アからオまでの各【記述】を判例の立場に従って検討し,甲に殺人未遂罪の中止犯が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。

【事例】

甲は,殺意をもって,乙の頭部目掛けて包丁で1回切り付けたが,乙は,これを左腕で防いだため,左前腕部切創の傷害を負った。

【記述】

オ.乙は,前記左前腕部切創に起因する出血のため,早期に治療を受けなければ出血性ショックにより死亡する危険のある状態となった。甲は,更に乙に切り付けようとしたが,乙から「助けてくれ。」と懇願されたため,憐憫の情を催し,乙を病院に搬送して治療を受けさせたが,乙は治療の甲斐なく出血性ショックにより死亡した。

「平成24年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000098334.pdf)をもとに作成

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