司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成23年 公法系科目

第18問 (配点: 2)


違憲審査制に関する次のアからウまでの各記述について,最高裁判所の判例の趣旨に照らして,正しいものには○,誤っているものには×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。

ア.憲法第81条は,当事者間の具体的な権利義務ないし法律関係の存否に関する争訟事件を解決するのに必要な限度で,裁判所に違憲審査権を付与した規定である。したがって,裁判所にはいわゆる客観訴訟において違憲審査を行う権限はない。

イ.憲法は国の最高法規であってこれに反する法律命令等はその効力を有さず,裁判官は憲法及び法律に拘束され,憲法を尊重擁護する義務を負う。したがって,最高裁判所に限らず下級裁判所の裁判官も違憲審査の権限を有する。

ウ.憲法第81条が「一切の法律,命令,規則又は処分」という場合の「処分」とは,統治機関の行為の意味である。したがって,これには行政機関の行政処分のみならず,裁判所の判決も含まれる。

1.ア○ イ○ ウ○
2.ア○ イ○ ウ×
3.ア○ イ× ウ○
4.ア○ イ× ウ×
5.ア× イ○ ウ○
6.ア× イ○ ウ×
7.ア× イ× ウ○
8.ア× イ× ウ×

「平成23年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000073969.pdf)をもとに作成

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