次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
オ.甲は,他人が居住する建物に放火することを企て,30分後に発火して導火材を経て同建物に火が燃え移るように設定した時限発火装置を同建物に設置したが,設定した時刻が到来する前に発覚して同装置の発火に至らなかった。この場合,甲には現住建造物等放火未遂罪は成立しない。
「平成23年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000073971.pdf)をもとに作成