次のアからオまでの各事例を判例の立場に従って検討し,( )内の甲の行為とVの死亡との間に因果関係が認められる場合には1を,認められない場合には2を選びなさい。
ウ.甲は,高速道路のパーキングエリアに駐車中の自動車内で,V女と口論になり,感情が高ぶってV女の顔面を平手で1回殴打した。V女は,腹を立てて一人で帰宅しようと考え,車外に出て,高速道路の本線を横断し,反対車線側に設置された高速バスの停留所に行こうとしたところ,本線上を走行してきた乙運転の自動車にはねられ,全身打撲により死亡した。(甲が車内でV女を殴打した行為)
「平成23年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000073971.pdf)をもとに作成