司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成23年 民事系科目

第1問 (配点: 2) 備考: 順不同(1問正解で部分点1点)


詐欺又は強迫による意思表示に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものを2個選びなさい。

1.強迫が認められるためには,表意者が,畏怖を感じ,完全に意思の自由を失ったといえなければならない。

2.第三者によって強迫がされた場合において,意思表示の相手方がその事実を知らないときは,表意者は,その意思表示を取り消すことができない。

3.表意者が相手方による虚偽の説明を信じて意思表示をした場合において,相手方に詐欺の故意がないときは,表意者は,民事上の救済を受けることはない。

4.表意者が相手方の詐欺により意思表示をして契約が成立した場合,その契約によって生ずる相手方の債務が未履行であっても,表意者は,その意思表示を取り消さない限り,詐欺を理由として自らの債務の履行を拒絶することができない。

5.買主が売主を欺罔して土地の所有権を譲り受けた場合,売主が詐欺による意思表示の取消しをする前に,詐欺の事実を知らないでその土地について抵当権の設定を受けた者がいるときであっても,売主は,その意思表示を取り消すことができる。

「平成23年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000073970.pdf)をもとに作成

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