司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成21年 民事系科目

第42問 (配点: 2)


取締役の競業取引又は利益相反取引に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.判例によれば,取締役会設置会社において,取締役と会社との間の取引が株主全員の合意によってされた場合には,利益相反取引としての取締役会の承認を受けることを要しない。

イ.判例によれば,株式会社の事業の部類に属する取引に当たるか否かを判断する場合には,株式会社が現に行っている事業との市場での競合性を基準として判断し,仕入先の競合を考慮する必要はない。

ウ.取締役が自己のために取締役会設置会社でない会社と取引をしようとするときに承認を受けなければならない株主総会の決議は,特別決議ではなく,普通決議である。

エ.取締役会設置会社の取締役が取締役会の承認を受けて会社の事業の部類に属する取引をしたときは,その取引によって当該会社に損害が生じても,当該取締役は,会社に対する損害賠償責任を負わない。

オ.取締役会設置会社の取締役が会社の事業と同じ種類の事業を行っている他の株式会社の業務執行者に就任するためには,当該取締役会設置会社の取締役会の承認を受けなければならない。

1.ア ウ
2.ア エ
3.イ ウ
4.イ オ
5.エ オ

「平成21年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006452.pdf)をもとに作成

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