司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成20年 公法系科目

第33問 (配点: 3)


最高裁判所の判決において処分性を否定されているものを次の【甲群】の行為の中から三つ選んだ上,当該行為の処分性が否定される理由の骨子を次の【乙群】の中からそれぞれ一つ選び,当該行為の選択が正しく,かつ,その理由との結び付きが最も適切となる組合せを作ったとき,【乙群】の中で,その組合せに用いられないこととなる理由二つの組合せを,後記の1から10までの中から選びなさい。

【甲群】

ア. 全国新幹線鉄道整備法の規定に基づく運輸大臣の日本鉄道建設公団に対する新幹線工事実施計画の認可
イ. 農地法の規定に基づく農林水産大臣による買収土地の旧所有者に対する売払い
ウ. 関税定率法の規定に基づく税関長の輸入業者に対する輸入禁制品該当の通知
エ. 道路交通法の規定に基づく警察本部長の反則者に対する反則金の納付通告

【乙群】

A. 当該行為によって相手方に義務を課するものではなく,その内容の適否は,他の手続で争うことが予定されていること
B. 一連の行政過程における中間段階の行為にすぎないこと
C. 上級行政機関の下級行政機関に対する監督手段として行われるもので,行政組織内の内部的行為にすぎないこと
D. 私法上の行為にすぎないこと
E. 相手方に対してする法律所定の事由に当たることについての観念の通知にすぎないこと

1. A-B
2. A-C
3. A-D
4. A-E
5. B-C
6. B-D
7. B-E
8. C-D
9. C-E
10. D-E

「平成20年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006411.pdf)をもとに作成

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