司法試験短答式試験過去問題一問一答

利用規約プライバシーポリシーご意見・お問い合わせランダム一問一答

平成20年 公法系科目

第14問 (配点: 2)


天皇の国事行為に関する次のアからエまでの各記述について,明らかに誤っているもの二つの組合せを,後記1から6までの中から選びなさい。

ア. 天皇は内閣の指名に基づいて最高裁判所長官を任命するが,内閣は,最高裁判所長官の指名及びその任命に関する助言と承認を1回の閣議で行うことはできない。

イ. 天皇は国会を召集するが,内閣の助言と承認が国事行為の実質的決定権を含むという立場からすると,憲法第7条の規定により内閣が召集に関する決定権を有することになる。

ウ. 天皇は栄典を授与するが,憲法は,恩赦の認証と異なり,栄典の授与自体が天皇の国事行為であるとしており,栄典の授与の認証を国事行為とはしていない。

エ. 天皇は国会の開会式に参列するが,その際の「おことば」は天皇の象徴としての行為であるとする立場からすると 「おことば」について内閣の補佐は不要である。

1. アとイ
2. アとウ
3. アとエ
4. イとウ
5. イとエ
6. ウとエ

「平成20年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006411.pdf)をもとに作成

平成20年 公法系科目 第14問 (配点: 2) | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
このエントリーをはてなブックマークに追加
32 / 84