司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成20年 民事系科目

第1問 (配点: 2)


信義誠実の原則又は権利濫用禁止の原則に関する次のアからオまでの各記述のうち,権利濫用禁止の原則について述べているものを組み合わせたものは 後記1から5までのうちどれか。

ア. 国は,公務員に対して,その生命及び健康等を危険から保護するように配慮すべき義務を負う。

イ. 解除権を有する者が長期にわたりこれを行使せず,相手方においてその権利はもはや行使されないものと信頼すべき正当の事由を有するに至ったという特段の事情がある場合には,解除権の行使は許されない。

ウ. 動産売買における引渡場所について,買主が売主に問い合わせをすれば知ることが容易であった場合には,問い合わせを怠った買主は,遅滞の責任を免れない。

エ. 妨害により所有権が侵害されても,生じた損失が軽微であり,妨害を除去することが著しく困難で,多大の費用を要する場合には,不当な利益を獲得する目的で妨害の除去を求めることは許されない。

オ. 権利の行使であっても,社会観念上被害者が認容しなければならない程度を超える場合には,不法行為が成立する。

1. ア イ
2. ア オ
3. イ ウ
4. ウ エ
5. エ オ

「平成20年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006412.pdf)をもとに作成

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