司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第53問 (配点: 2)


XとYとの間の売買代金の支払のため,Yを振出人とし,Xを受取人とする約束手形が振り出され,満期後,XがYに対する約束手形金請求の手形訴訟を提起した。その訴状の請求原因の項には,第1項「被告Yは,別紙手形目録記載の約束手形1通を振り出した。」,第2項「原告Xは,前項の手形を所持している。」との記載があり,第1回口頭弁論期日において,Xは,これを陳述した。この場合におけるX及びYの主張に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. Xの手形金請求が認容されるためには,Xは,更にXY間の売買契約の成立及びその代金支払のため約束手形が振り出された旨を請求原因として主張しなければならない。

イ. Xの手形金請求が認容されるためには,Xは,更に手形の満期に支払場所で呈示をした旨を請求原因として主張することを要しない。

ウ. Xは,訴状記載の請求原因の主張で,手形満期日から支払済みまでの手形法所定年6分の割合による利息の支払も請求することができる。

エ. Yは,この手形訴訟において,Xの債務不履行に基づく売買契約の解除の抗弁を主張することができない。

オ. 別紙手形目録の記載上,振出日欄が空欄であるときは,Xの手形金請求は認容されない。

1. ア ウ
2. ア エ
3. イ エ
4. イ オ
5. ウ オ

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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