相続の承認と放棄に関する次の1から5までの各記述のうち 誤っているものはどれか。
1. 共同相続人に強迫されて相続放棄をした場合は,放棄を取り消すことができるが,追認することができる時から6か月以内に家庭裁判所に申述して取り消さなくてはならない。
2. 熟慮期間中の相続人は,固有財産におけるのと同一の注意をもって,相続財産を管理しなければならない。
3. 相続人Aが相続放棄をしたことにより相続人となったBが相続の承認をした場合であっても,Bの承認後にAが相続財産を費消した場合には,Aは単純承認をしたものとみなされる。
4. 限定承認者は,相続債権者に弁済した後でなければ,受遺者に弁済することができない。
5. 相続人が数人あるときは,限定承認は,相続人全員が共同してしなくてはならない。
「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成