後見に関する次の1から5までの各記述のうち 誤っているものを2個選びなさい。
1. 未成年者に対して親権を行う者がないときは,家庭裁判所が職権で未成年後見人を選任する。
2. 家庭裁判所は,精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者について,後見開始の審判をするときは,併せて成年後見人を選任する。
3. 後見人は,善良な管理者の注意をもって,被後見人の財産を管理する義務を負う。
4. 未成年後見人が選任されている場合においても,家庭裁判所は,必要があると認めるときは,更に未成年後見人を追加して選任することができる。
5. 後見監督人がいない場合,後見人は,自己と被後見人との利益が相反する行為について,被後見人のために特別代理人の選任を家庭裁判所に請求しなければならない。
「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成