司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第29問 (配点: 2)


不法行為による損害賠償債権に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 不法行為による損害賠償債務は,不法行為の時に履行遅滞に陥る。

イ. 交通事故による受傷の当時医学的に通常予想できなかった後遺症が後日生じた場合であっても,後遺症の治療費の損害賠償債権の消滅時効は,被害者又はその法定代理人が当該事故による傷害と加害者を知った時から起算される。

ウ. 双方の過失に起因する同一の交通事故によって生じた物的損害についての損害賠償債権相互間において,いずれの側からも相殺することは許されない。

エ. 不法行為による損害賠償債務の不履行に基づく遅延損害金債権は,遅延損害金債権が発生した時から10年間行使しないことにより,時効消滅する。

オ. 不法行為による損害賠償債権の20年の期間制限については,加害行為が終了してから相当の期間が経過した後に損害が発生する場合であっても,加害行為の時から起算される。

1. ア イ
2. ア ウ
3. イ エ
4. ウ オ
5. エ オ

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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